集客力の高いホームページ制作

サイボウズ式は、オウンドメディアの成功事例の代表的なサイトです。ある意味日本国内で一番有名なオウンドメディアの一つといえるでしょう。

ではその具体的な魅力は、どこにあるのでしょうか。例えば多くの企業のオウンドメディア担当者の方は、成功事例を参考にする方は多いでしょう。その場合、「自社のオウンドメディアにすぐに活かせる内容」がポイントになります。特にコンテンツ設計や表現は、気になる部分ではないでしょうか。

そこで本記事では、サイボウズ式サイトをオウンドメディア制作者の視点で解説していきます。これからオウンドメディアを検討している担当者の方向けに、わかりやすく説明します。是非、ご活用下さい。

 

1. サイボウズ式とは

サイボウズ式は、2012年5月からソフトウェア開発企業のサイボウズ株式会社が運営しているオウンドメディアです。サイトのコンセプトは、「新しい価値を生み出すチームのメディア」です。このサイトの大きな特徴は、組織や働き方、生き方といったテーマを扱っている点です。企画は全て社内で行い、多くのユーザーを獲得することに成功しています。

 

2. サイボウズ式が誕生した理由

運営会社のサイボウズ株式会社は、1997年愛媛県松山市で創業されました。2023年12月期の連結売上高は254億3200万円で、2000年に東証プライムに上場しています。製品には、「kintone」や「サイボウズOffice」があります。

サイボウズ株式会社は、もともと製品の売上や社員の離職率の高さに悩んでいました。そして、ユーザーの認知度アップと自社のブランディングのためにオウンドメディアを立ち上げました。特に注視すべきは、「自社製品のPRはほとんどしてない」点です。ユーザーに支持されるコンテンツ作りに注力することで、立ち上げから約3年半で月間平均20万PVを実現しました。また社員の離職率は、メディア立ち上げ前は28%もあったのが、4%に激減しました。離職率の低下だけでなく、採用面でも大きな効果を出しています。

 

3. サイボウズ式のグローバルメニュー

サイボウズ式のグローバルメニューの構成は、以下のようになっています。象徴的なのが、一番最初に来るメニューが「すべての記事」という点です。この中には、UP日順に記事が表示されています。また「サイボウズ」のメニューには、製品に関する記事ではなく、社内の動きや採用に関する記事が掲載されています。

グローバルメニューの項目は、社会の関心度に合わせた設計をされていると感じます。その背景には、企画は全て社内で行われていることもあるでしょう。トップダウンではなく、ユーザーに限りなく近い視点が貫かれているからこそ、大きなPVを獲得されているのは間違いないです。

メニュー名 内容
1  すべての記事 UP日の時系列で記事が並んでいます
2  人気の読みもの ユーザーの支持を得た読み物が並んでいます
3  カイシャ・組織 「多様性」「社長の引継ぎ」「世代間ギャップ」などの記事があります
4  働き方・生き方 「男性の時短勤務」「同調圧力」「定年後」などの記事があります
5  家族と仕事 「いいお母さん」「仕事と子育て」などの記事があります
6  サイボウズ 「Tシャツを作った理由」「ICT支援」などの記事があります

 

4. サイボウズ式の魅力的なコンテンツとは

サイボウズ式 表現

サイボウズ式の「人気のよみもの」の記事一覧

では、サイボウズ式のコンテンツとはどのようなものでしょうか。具体的にみていきましょう。

4-1. イラストを活用したインパクト溢れる表現

サイボウズ式 イラスト

サイボウズ式のコンテンツの全体的な傾向として、ユーモアが効いています。これは創業者の一人青野慶久氏が愛媛県出身で大阪大学の出なので、関西のノリなのでしょうか(笑)。そしてそのユーモアの決め手が、イラストのクリエイティブです。

左のパワハラ上司のイラストがあるのは、『会議で発言しない人に価値はないは時代遅れ?-時間をかけて考える僕が見つけた、会議との向き合い方』の記事です。この記事の一部は、マンガになっています。今のWebコンテンツの一部にはマンガが浸透してきていますが、そういった新しい表現を取り入れています。

ただし、イラストや漫画といった表現は難易度が高い手法です。筆者はリクルートで10年間求人広告に携わりましたが、イラストはかなり気を使いました。なぜなら、そのタッチで広告のトーンが大きく変わってくるからです。表現パターンには、「劇画調」「ヘタウマ路線」などいろんな種類があります。イラストや漫画を活用する場合、自社の方向性との相性を考慮する必要があるでしょう。

4-2. 親近感を覚えるエピソードの活用

サイボウズ式 イラスト

コンテンツに共感してもらう効果的なアプローチの一つが、「あるあるネタ」です。例えば『命がけで会議の資料を作ったら「それいります?」と言われた話』の記事では、資料作りのエピソードが紹介されています。

しかも会議用の資料を作る過程の話で「その間寝たのはたったの10分だけ!飲んだエナジードリンクは実に7本!」「飲みすぎ!」という掛け合いは、ほとんど中川家です(笑)。この「エナジードリンク7本」というあたりに、リアリティを感じさせますね。このようなあるあるネタは、Googleの推奨指標であるエビデンスに匹敵する効果があると思われます。

4-3. キーワードの選択

4-3-1. コンテンツタイトル

コンテンツがヒットするためには、キーワードの選択もとても重要です。どんなに企画が面白くても、月間検索ボリューム回数が少ないキーワードではユーザーの流入数につながらないからです。では、「すべての記事」の最新の記事5つのタイトルを見ていきましょう。

① 第2章 エマ、初めての挑戦-よちよちぺんぎん日報
② 多様性をアピールするほど、冷める社員。「エイジダイバーシティ」が当事者意識を育むカギ
③「自立って言うほど簡単じゃない?」サイボウズ人事「社員のキャリア」の悩みを武石恵美子教授にぶつけてみた
④「経営者目線を持て」と言われて、腹が立った話-この厄介な言葉と、どう向き合うべきか
⑤ 育休が不安なら「男性の時短勤務」がおすすめ。「休まなくていいからはよ帰れ」-MBSアナウンサー西晴✕サイボウズ青野慶久

4-3-2. 狙うキーワード設定

それぞれの記事のタイトルに含まれている想定キーワードの月間ボリューム回数を調べてみました。ただしこれはあくまでこちらの想定です。

①の記事のキーワード「日報」は、月間9,900です。日報という単語はかなり懐かしい印象を受けましたが、まだかなり活用されているようです。②の記事のキーワード「多様性」は、まさに旬のワードですね。これは予想通りボリュームがあり、月間27,100回です。③の記事の「キャリア」は、月間33,100回です。この「多様性」と「キャリア」は、企業の人事系の方が検索しそうなキーワードですね。

④の記事の「経営者」は月間8,100回でした。そして最後の「育休」は、22,200回です。これも働き方に関する重要なキーワードで、ビックワードといえます。サイボウズ株式会社はBtoBなので、サイボウズ式には企業担当者が検索するキーワードを意識したコンテンツが多数アップされています。

4-3-3. 実際のSEO施工について

実際のコンテンツ設計では、メインキーワードをタイトルや見出し(h2)に入れていきます。またそれらの関連キーワードのコンテンツも作成し、相互リンクを張ることで、ユーザーに回遊してもらえるコンテンツ群を形成します。相互リンクを張る場合は、「おススメ記事」や文中での紹介も効果的です。

 

5. サイボウズに関する人気解説YouTube動画

ここでは、サイボウズに関する人気解説YouTube動画をご紹介します。製品のコミカルなCMから在宅勤務の実情まで、興味深い動画があります。

タイトル 再生回数
1 サイボウズOfficeCM 我が社のデジタル化ストーリー 36,000回/月
2 元気で幸せならOK?サイボウズ青野社長が本気で教える、育児と仕事を両立する『子育て論』とは? 3,750回/月
3 サイボウズOfficeテレビCM|混乱のホワイトボード編 2,666回/月
4 コロナで在宅勤務ほぼ100% サイボウズ 1,305回/月
5 サイボウズOfficeテレビCM|過酷な張り込み編 1,333回/月

 

6. まとめ

いかがだったでしょうか。今回は、オウンドメディアの成功事例の代表格であるサイボウズ式を解説させて頂きました。あくまで今回の内容は筆者の独断に基づくもので、製作者の意図と同じものとは限らないことをご了承下さい。

これからオウンドメディアを立ち上げようと考えている企業担当者の方は、デザインやコンテンツ設計、SEO施工、キーワード調査、メンバーの手配等、色々大変だと思います。そんな時、実際に成功しているオウンドメディアのすぐ活かせるノウハウ解説があればという意図で今回は作成しました。

これからもどんどんオウンドメディアの有名な成功事例を取り上げていく予定ですので、是非参考にして下さい!

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