集客力の高いホームページ制作

オウンドメディア(Owned Media)とは、企業の自社保有メディアのことです。一般的には、自社で情報を発信するWebサイトを指すことが多いです。ただし広義では、自社パンフレットなどもオウンドメディアに含まれます。

一方、費用を払って広告を掲載するのは、ペイドメディアといいます。またSNSやブログ、クチコミサイトはアーンドメディアといいます。これは、「アーンド(earned)=信用や情報を獲得する)から来ています。これら3つのメディアは、トリプルメディアといわれます。このトリプルメディアという単語は、日本国内のみで使用される和製英語です。現代のWebマーケティングは、このトリプルメディアのそれぞれの強みを生かし連携することで、いかに最大効果を生み出すかが命題になっています。

オウンドメディアは、未来のお客さんを創造することができます。そのコミュニケーションデザインの起点になり、あらゆる数字データがわかります。そして継続的にPDCAを回していけば、必ず数字は上向きになります。

本記事では、オウンドメディアとは何か、またどう制作し運営すべきかについて詳しく解説します。

 

Contents

1. オウンドメディアとは

1-1. オウンドメディアの意味とは

オウンドメディア(英:Owned Media)とは、企業が自社で保有するメディアのことです。一般的には、自社のWebサイトや情報発信用ブログを指すことが多いです。ただし本来は自社が保有しているメディア全般という意味なので、広義では自社パンフレットや広報誌も含まれます。

具体的には、企業が運営するWebサイト、X(旧Twitter)、Instagram、Facebook、YouTubeなどが挙げられます。多くのオウンドメディアは、検索経由での潜在顧客との接触を目的としています。つまり自社の商品・サービスの導入や購買につながる悩みや疑問に答えるコンテンツ経由で、新しい商機の創出を実現します。

1-2. ペイドメディアとは

ペイドメディア Yahoo

ペイドメディア(英:Paid Media) とは、企業が広告費を払って掲載してもらうメディアのことです。例えば、ポータルサイトやニュースサイト、リスティング広告などがあります。多くの方が使われるYahoo!JAPANは、典型的なポータルサイトです。そこでは、リスティング広告と運用型ディスプレイ広告、予約型ディスプレイ広告の3種類が配信できます。このようにペイドメディアは、お金はかかりますが集客面で即効性があるのが大きな特徴です。

1-3. アーンドメディアとは

アーンドメディア

SNS活用が上手なことで有名なスターバックス

アーンドメディア(英:Earned Media)とは、ユーザー自身が情報発信するメディアです。例えば、X(旧Twitter)やInstagram、Facebookが有名です。またYouTubeなどの動画サイトも、アーンドメディアになります。アーンドメディアの大きな特徴は、費用がかからず、内容によっては拡散することです。またコミュニケーションを通じて、親近感を持ってもらいやすい傾向があります。

例えばスターバックスの場合、Xは716.3万人、Instagramが358.1万人のフォロワーがいます。そして広報費をかけずに、効果的なマーケティングを実現しています。

1-4. トリプルメディアのシナジー効果

質の高いリードを獲得するためには、トリプルメディアを連携させることが重要です。例えばオウンドメディアは、自社にあまり関心のない層へのアプローチは困難です。例えば、ペイドメディアでまず幅広い層に自社商品・サービスを認知させます。そしてオウンドメディアへ誘導し、理解を促進させます。その後アーンドメディアで共感してもらい、お問い合わせや資料請求などのリードを獲得する流れになります。

 

2. オウンドメディアの種類

2-1. 企業の公式Webサイト

オウンドメディアで最も一般的なのが、この企業の公式Webサイトです。別名、コーポレートサイトともいいます。企業の公式Webサイトの目的としては、自社サービスの紹介や投資家向けIR、採用情報などがあります。また公式Webサイトは企業の顔としての側面もあり、デザインなどのクリエイティブも重要です。ただし、コーポレートサイトはオウンドメディアに含まれないという解釈もあります。

2-2. ブログ

オウンドメディアに一番近いイメージが、このブログではないでしょうか。別名、ビジネスブログやWebマガジンとも呼ばれます。具体的には特定のテーマを設定し、そのテーマに沿った記事を掲載しながら、検索エンジン集客を行います。例えばITエンジニアを対象にした場合、以下のようなコンテンツがあります。

① 各プログラミング言語の解説
② プロジェクトにおける各職種の仕事内容
③ ITエンジニアのキャリアに役立つ資格紹介
④ 各職種ごとにおススメの勉強方法

それぞれのコンテンツごとに上位表示を狙うキーワードを設定し、SEO施工を行います。ユーザーの支持が得られることで集客力がアップし、潜在見込み客が流入します。その結果サービスの申し込みや商品の購買につながり、ファンも獲得できます。

2-3. ECサイト

自社で保有する通販サイトが、オウンドメディアのECサイトです。Amazon楽天市場は自社で保有していないので、このカテゴリーには含まれません。ECサイトは、自社の商品販売が目的です。そのためには商品情報だけでなく、ユーザーの消費を喚起するコンテンツが非常に重要です。

例えば商品購買につながるキーワードを把握し、潜在顧客をサイトに集客するSEOを施工します。商品がユーザーのどんな課題を解決できるのか、お役立ち情報等の付加価値がとても重要になります。

2-4. 採用サイト

自社の採用情報を専門的に扱うオウンドメディアが、採用サイトです。また近年は、オウンドメディアリクルーティングとして注目されています。この場合、コーポレートサイト内にある採用コンテンツではありません。具体的には独自ドメインを設定し、コーポレートサイトとは別サイトで運用するものです。オウンドメディアの採用サイトが注目されるようになった理由は、詳細情報の発信です。独立したサイトにすることで、求職者が求める幅広い求人情報を網羅できます。例えば採用サイトの人気コンテンツとしては、以下のような例があります。

① 数字で表す会社情報
② これまでの経歴や今のヤリガイを出した社員動画インタビュー
③ 女性社員の一週間
④ バーチャル工場見学
⑤ 過去のプロジェクト事例紹介

このように、採用サイトは求職者が求めるユニークな情報を詳細に発信できます。その結果ミスマッチが減少し、モチベーションの高い人材を採用できる確率が高まります。また、入社後の離職率の低下にもつながる効果もあります。

2-5. ブランドサイト

企業の商品・サービスのみを紹介するのが、ブランドサイトです。別名、サービスページともいわれます。自社の商品やサービスに特化して紹介できるのが、大きな特徴です。例えば、コカ・コーラ資生堂などのブランドサイトが有名です。ブランドサイトでは独自の世界観を展開しやすいため、ファン形成に効果的です。

2-6. ポータルサイト

ポータルサイトの「ポータル」とは、「玄関」や「入り口」という意味です。そこから、最初に訪問するサイトのことを「ポータルサイト」といいます。例えば、代表的なポータルサイトにはGoogleやYahoo!などがあります。また専門的ポータルサイトでは、「SUUMO」や「グーネット中古車」が有名です。
ポータルサイトの目的は、潜在顧客の獲得です。例えばテーマに沿った情報を集約することで、多くのユーザーが流入します。その結果、今まで会えなかったユーザーに対してアプローチすることが可能です。ページビューが増えると、収益化も図れます。

 

3. オウンドメディアと企業Webサイトの違い

3-1. 目的の違いについて

企業Webサイトの主な目的は、社名や事業内容、代表者、事業内容、住所や連絡先などの企業情報の公開です。また事業の継続・発展に必要不可欠な人材採用があります。一方オウンドメディアは、自社商品・サービスのマーケティングが主な目的です。

近年は公式企業Webサイトのブログコーナーを設置し、そこで様々な情報を発信する一体型スタイルも増えています。一方売上額の大きな商品・サービスを持つ場合などは、商品名が入ったドメインを取得し、独立型オウンドメディアを運用することもあります。いずれにしてもオウンドメディアでは、受注につながる問い合わせや資料請求の獲得が大事です。いかにリード獲得数を増やすか、そのノウハウの蓄積が成功を左右します。

3-2. BtoBオウンドメディアについて

BtoBオウンドメディアのリード獲得の近道は、「企業の事業や採用の課題の解決」です。特にコロナ以降、BtoB企業のWebマーケティングは増加しています。つまり、対面からデジタルへのシフトが行われています。その結果、各企業のマーケティング担当の方のオウンドメディアニーズが高まっています。オウンドメディアによる自社のリード獲得の重要性が増しているのです。

一般消費者が対象のBtoCビジネスと比べると、企業が対象のBtoBビジネスは、購入検討期間が長いのが大きな特徴です。また商品・サービスの価格も高額なケースが多く、決済・承認過程も長くなります。そのような購買プロセスを理解して運用することが重要です。

特に重要なのが、自社の商品・サービスの強みに関するキーワード群のコンテンツです。BtoBオウンドメディアでは、商品名やサービス名を認識していないユーザーのニーズをいかに取り込み、リードにつなげるかが重要です。

 

4. オウンドメディアのメリット

4-1. 広報資産を形成できる

オウンドメディアでは、ターゲットキーワードを設定し、継続してコンテンツをアップしていきます。そうすることで、貯金のようにコンテンツが貯まっていきます。そしてSNSと連動することで集客力がつき、コストパフォーマンスの高い広報資産になります。ただしそれを実現するためには、「価値ある情報発信」「継続的更新」「コンテンツ数」が必要不可欠です。

4-2. 専門性で差別化を図れる

テーマを統一し、深掘りした価値の高い情報を発信できるのは、オウンドメディアの大きなメリットです。具体的には、コンテンツ数に比例して、同じテーマに沿った膨大な検索クエリが検索エンジンに登録されます。その結果潜在顧客が流入し、ファンが醸成され、競合他社に差別化を図ることができます。そして、価格を比較せずに自社商品を購入してくれる優良顧客の獲得につながります。

4-3. 広告費をかけずに集客できる

高品質なオウンドメディアは、専門性の高い辞典であり、良質な広告媒体でもあります。読者にとって役立つ情報を発信し続けることで感謝され、ファンになってもらい、商品を購入してもらえます。広告の露出力は、資金力に左右されます。しかしオウンドメディアは、編集のクオリティとSEOで決まります。小資本の企業でも、大企業に勝負できる有力な仕組みといえるでしょう。

4-4. 自社で運営できノウハウを習得できる

Owned MediaのOwned(オウンド)とは、「所有」という意味です。テーマやコンテンツカテゴリー、サイトデザイン等を、全て自社で決定できます。コンセプトやサイトデザインによっては、自社の世界観を訴求できます。実際世界的に有名なブランドの多くは、オウンドメディアで情報発信しています。またKPIとして効果測定を導入することで、どの流入経路でユーザーが購入に至ったかを把握できます。集客力がつけば、アドセンスなどの広告収入チャネルにもなります。

 

5. オウンドメディアのデメリット

5-1. 成果が出るまでに時間がかかる

オウンドメディアは、成果が出るまでに時間がかかります。具体的には、1年以上かかるとみておくべきでしょう。その理由は、Googleの検索エンジンがインデックス登録し、検索クエリを認識するのに一定時間がかかるからです。また、最初から高品質のコンテンツを安定的に制作できるとは限りません。そういった試行錯誤も含めて、オウンドメディア運営には中長期的な視点が必要です。

5-2. 運営コストがかかる

一般的にオウンドメディアの立ち上げ費用は、100~300万円かかるといわれています。またその後の運用については、コンテンツ作成やリライト、サイト分析等に毎月50~100万円かかることを考える必要があります。ただしこの運営コストは、内製と外注で大きく変わってきます。社内でオウンドメディア用のリソースとして、どれぐらい確保できるのかを事前に精査しましょう。

5-3. 構築には専門知識とスキルが求められる

オウンドメディアの制作には、ユーザーに支持される良質なコンテンツが鍵になります。それと同時に、ある程度の月間検索ボリューム回数のあるキーワードを意識したSEO施工が必要です。なぜなら、検索ニーズのない文章はインターネット上に存在しないのと同じだからです。またコンテンツ作成だけでなく、効果を分析するスキルも重要です。具体的には、Gooleナリティクスサーチコンソールといったツールを活用します。

 

6. オウンドメディアのデザイン

6-1. デザインの重要性について

オウンドメディアのデザインを決定する上で大切なのが、ターゲットとの親和性です。訴求したいターゲットによって、Webデザインは変わってきます。例えば主婦をターゲットにしたオウンドメディアの場合、暖色系のカラーを基調にした温かみのあるデザインが成功しています。同時にイラストも効果的です。またBtoBのオウンドメディアのデザインの場合、信頼感のあるトーンが多いです。

6-2. 成功事例のデザインを研究する

一からオウンドメディアを立ち上げる場合、どのようなデザインにすべきか迷う方も多くいます。そういった時に有効なのは、同業種の成功事例を研究することです。同業種のサイトはターゲット設定も近いことが多く、グローバルメニュー設計も参考になります。またWebユーザビリティコンテンツライティングも、分析しがいがあります。『オウンドメディアのデザイン20選!ユーザーを魅了する秘訣とは』では、高品質なデザイン事例をご紹介しています。是非、参考にして下さい。

6-3. ブランディングに関係するトンマナ

オウンドメディアの世界観を決めるルールが、トンマナといわれる「トーン&マナー」です。例えばトーンマナーを設定しておくと、サイトの一貫性を維持することができます。具体的には、文章の「です・ます」「である」調、デザインの「基調カラー」や「書体」などがあります。『オウンドメディアのデザイン20選!ユーザーを魅了する秘訣とは』でも詳しく解説しています。是非、参考にして下さい。

 

7. オウンドメディアの成功事例

7-1. 成功事例から学ぶポイント

自社でオウンドメディアを開始する時、オウンドメディアの運用イメージが湧く方は少数だと思われます。そんな場合に役に立つのが、成功事例を参考にすることです。どこをチェックすればいいのか、そのポイントを以下に記します。

<参考にすべきポイント>
① コンテンツカテゴリ
② Webデザイン
③ タイトルの付け方
④ 図版の見せ方
⑤ 同業種の世界観の見せ方

7-2. サイボウズ式/チーム力の世界観を伝える

オウンドメディア成功事例 サイボウズ式

「新しい価値を生み出すチームのメディア」というコンセプトで、人気のオウンドメディアが『サイボウズ式』です。サイボウズ株式会社は、業務アプリが作れる「kintone」やグループウェアの「サイボウズOffice」を提供しています。例えばグローバルメニューには、「カイシャ・組織」「働き方・生き方」「家族と仕事」といったテーマがあります。オウンドメディアを通じて、サイボウズ株式会社が考える理想の働き方やチーム力のあり方を伝えることに成功しています。

◆メディアDATA
① メディア名/サイボウズ式
② 運営会社/サイボウズ株式会社
③ ターゲット/業務効率を図りたい企業
④ 目的/ブランディング、製品販売、採用
⑤ PV/約130,000PV

7-3. となりのカインズさん/同社の姿勢が強烈に伝わる

オウンドメディア成功事例 となりのカインズさん

人気のホームセンターカインズが運営しているオウンドメディアが、『となりのカインズさん』です。「ホームセンターを遊び倒すメディア」というキャッチコピーで、明るく好奇心旺盛な雰囲気が伝わってきます。この名前の「カインズさん」とは、カインズに関わるあらゆる人を示しています。具体的には、社員やアルバイト、お客さん、取引先、DIYユーザーなどです。「スリランカカレーの作り方」「小蟻の駆除方法」など、興味深いコンテンツが満載です。

◆メディアDATA
① メディア名/となりのカインズさん
② 運営会社/株式会社カインズ
③ ターゲット/ホームセンター顧客
④ 目的/ブランディング
⑤ PV/約1,400,000PV

7-4. 北欧、暮らしの道具店/メディアミックスで自社EC成功

オウンドメディア成功事例 北欧、暮らしの道具店

自社ECサイト『北欧、暮らしの道具店』は、北欧テイストのオリジナル生活雑貨を扱う株式会社クラシコムが運営しています。2007年にオープンし、公式Youtube再生数は1億回を突破しています。3年で平均230%成長しており、オウンドメディアとYouTube、自社アプリ、メルマガ等のメディアミックスがシナジー効果を出しています。例えばLINEは75万フォロワー、Instagramも122万フォロワー、YouTubeチャンネルは52万人が登録しています。このように自社のコンテンツを多様なチャンネルで発信し、ユーザーとの接点を獲得し、購買、リピーター形成につなげています。

◆メディアDATA
① メディア名/北欧、暮らしの道具店
② 運営会社/株式会社クラシコム
③ ターゲット/日用品を買いたいユーザー
④ 目的/商品販売、ブランディング
⑤ PV/約980,000PV

7-5. メルカン/リクルーティング系オウンドメディア

オウンドメディア成功事例 メルカン

ベンチャー企業のチャレンジ精神と大企業並みの待遇、魅力的な人材と現場の訴求に成功しているのが、『メルカン』です。フリマアプリ「メルカリ」で有名な株式会社メルカリが運営する採用系オウンドメディアです。2016年から運用開始し、公開後2016年230名、2017年400名と従業員数が増加しています。「社員インタビュー」や「社内イベント」を積極的に配信することで、求職者とのコミュニケーションに成功しています。特に近年は、アプリ開発者などのITエンジニア採用の競争が激化しています。今後IT企業は、オウンドメディアリクルーティングが活発化することが予想されます。

◆メディアDATA
① メディア名/mercan(メルカン)
② 運営会社/株式会社メルカリ
③ ターゲット/ITエンジニア他
④ 目的/自社の人材採用
⑤ PV/約170,000PV

 

8. BtoBオウンドメディアでリード獲得するために

8-1. SEO対策をした良質なコンテンツ

オウンドメディアで一番重要なのは、自社商品・サービスに関連するキーワードを意識したSEO対策コンテンツです。例えば、御社は飲食店対象の食材を扱っている会社としましょう。

8-1-1. ラッコキーワードでキーワード群を調査する

ラッコキーワード キーワード調査

「食肉」の関連キーワード


 

まずはラッコキーワードで、自社商品・サービスの関連キーワード群を調査します。これは、インターネット上にあるキーワードの関連用語を教えてくれる便利なツールです。また、Googleサジェストも教えてくれます。Googleサジェストとは、多くのユーザーが検索した頻度や話題性をもとにした推奨キーワードです。ラッコキーワードの具体的な使い方については、『ラッコキーワード マニュアル』を参考にして下さい。

8-1-2. Googleキーワードプランナーでキーワードリストを作成する

Googleキーワードプランナー 検索ボリューム調査

次にGoogleキーワードプランナーを使って、ラッコキーワードのキーワード群の検索ボリュームを調べます。例えば検索ボリューム順に表示させることで、自社の商品・サービスを世の中に広く認知させるキーワードが判明します。例えば今回の「食材」キーワードの場合、月間検索ボリュームが「60,500回」あることがわかります。また競合性は「中」で、対前年比の推移は「+512%」です。

8-1-3. リード獲得につながるキーワード

リード獲得につながるキーワード

ここで重要なのは、検索ボリュームが少なく、リード獲得につながるキーワードです。例えば私の場合、上の画像の「食材 ビタミンe」に注目します。その理由は、対前年比「+1,588%の伸び」と「競争性低」です。仮説としては、テレビなどで「ビタミンe」の効能が特集で組まれ、検索ボリュームが増加したというイメージです。

次に「食材 ビタミンe」キーワードを親ページに、他の関連キーワードの子ページを作成します。その後、このキーワードコンテンツ群からのリード獲得数を計測します。他にもコンテンツグループを作成し、同じPDCAを回していきます。そうすることで、自社の商品・サービスのリード獲得の成功パターンが浮かび上がってきます。

8-2. 取引型キーワードの重要性

検索キーワードは、「情報収集型」「取引型」「案内型」の3種類があります。それぞれを、以下で説明します。

8-2-1. 情報収集型/インフォメーションクエリ

検索目的の75%以上を占めるといわれているものが、この情報収集型です。このキーワード群は、インフォメーションクエリと呼ばれます。例えば、「渋谷 焼肉」「プログラマー 資格」のような検索キーワードです。

8-2-2. 取引型/トランザクショナルクエリ

新規のリード獲得のために最も重要なのが、この取引型です。このキーワード群は、トランザクショナルクエリと呼ばれます。取引行動のための検索キーワードで、「一眼レフ 比較」「保育士試験 日程」のようなパターンです。このキーワード群は、お問い合わせや資料請求、商品購入につながりやすいので非常に重要です。そのため、多くの企業がリスティング広告やSEOで対策をしています。

8-2-3. 案内型/ナビゲーショナルクエリ

指名検索に近いのが、この案内型です。このキーワード群は、ナビゲーショナルクエリと呼ばれます。「メルカリ」や「アマゾン」といった固有名詞が多いパターンです。オウンドメディアの認知度が向上すると、このナビゲーショナルクエリが増加します。このナビゲーショナルクエリ数は、ブランド浸透力の指標になります。

8-3. 自社商品・サービスの活用記事

まだ自社商品・サービスが指名検索されない場合に効果的なのが、この活用記事です。具体的には、自社の商材を導入した企業がどんな課題を解決できたかを紹介します。万が一事例がない場合は、類似事例を解説することでターゲットにイメージしてもらいます。具体的なBtoBオウンドメディア記事の表現例を、以下に記します。

<BtoBオウンドメディアでの自社商材活用記事表現例>
① 導入企業の担当者に使い勝手をインタビュー
② 導入企業の経営者に導入決定理由についてインタビュー
③ ユーザーアンケート等による満足指標ランキング(例、デザインや価格、機能)
④ 自社商品開発担当者に製品・サービスへの想いをインタビュー

8-4. FAQ

FAQとは、「よくある質問」のことです。BtoBオウンドメディアの来訪者は、実際の購買ユーザーの生の声を知りたがっています。それは製造元ではない側の意見や視点には、共感できるリアリティがあるからです。またFAQを設置することで、ニッチな検索クエリを大量にGoogleの検索エンジンに覚えてもらえるというSEO効果もあります。FAQの作り方としては、以下の段階があります。

<BtoBオウンドメディアのFAQの作り方>
① FAQ材料の収集
② 頻度の高い質問内容に筆頭に、優先順位付けをする
③ 質問に対し、仕様書やマニュアル、カタログを参考に、顧客視点で解答を作成する
④ 社内の関連部署の承認を経てアップする

 

9. オウンドメディアの立ち上げ方

ここでは、初めてオウンドメディアを作成する企業の担当者の方向けに解説します。

9-1. 目的を定義する

オウンドメディア 目標設定

まず最初に決めるべきは、オウンドメディアの目的です。目指すべきゴールを設定することで、やるべきことや役割分担が明確になります。例えば上の図のように、最終目標と途中目標を設定しておくとわかりやすくなります。『オウンドメディアのKPIとは?コンテンツの生産計画が鍵に』で詳しく解説しています。是非、参考にして下さい。

9-2. スタッフを確保する

オウンドメディアを運営するための役割と仕事内容を、以下に記します。

<オウンドメディア運営スタッフイメージ>
① 全体の責任統括者(プロジェクトマネージャー)/予算・企画管理
② ディレクター/クオリティ・進行管理、効果測定、PDCA他
③ SEO担当/キーワードリサーチ、記事構成、競合研究他
④ ライター/文章作成、文字校正
⑤ Webデザイナー/Webデザイン、バナー作成、Googleアナリティクス&サーチコンソール設定、お問い合わせ設定他

上記については、プロジェクトの規模や予算等によって、業務領域は多少変動があります。ただ大切なことは、ゴールに向けて各人が自分の役割を意識して、気持ち良く動ける体制になることです。

9-3. ドメイン設定

オウンドメディアは、企業の重要なマーケティングインフラです。そのためドメインの決定は、経営テーマともいえます。例えば、独自ドメインにするのかサブドメインにするのかを決める必要があります。

9-3-1. 独自ドメイン

独自ドメインとは、オリジナルドメインのことです。例えば法人・個人に関わらず、好きな文字列を指定して取得することができます。世界で最も登録数が多いドメインは、「.com」です。またネット関連に多い「.net」や、信頼性の高い国産ドメイン「.jp」などがあります。費用はかかりますが、独自ドメインはSEOで評価されやすく、ブランディングにも効果的です。

9-3-2. サブドメイン

サブドメインとは、本ドメインを元に任意で設定するドメインのことです。本ドメインを「〇〇〇.COM」にした時、「△△△.〇〇〇.COM」のように千頭に文字列を挿入した形がサブドメインになります。この場合まず独自ドメインを取得し、その後契約しているサーバー側でサブドメインを設定します。サブドメインのメリットは、メインドメインが年数が経っていて評価が高い場合、その評価を受け継ぐことができることです。オウンドメディアを新規で立ち上げる場合でも、インデックス登録が早い傾向があります。

9-4. コンテンツ設計

顧客が自社の商品・サービスにアクセスするカスタマージャーニーを作成しましょう。どんなことを考え、どんな行動を起こすのかを、落とし込みます。その時の検索キーワード群を調査し、カテゴリーごとに分類しましょう。「競争性」や「月間検索ボリューム回数」、「スモールワード」「ミドルワード」「ビックワード」の仕分けも重要です。特にリード獲得の導線になるトランザクショナルクエリは重視しましょう。

9-5. コンテンツ運用体制の確立

先述のスタッフ陣をもとに、どのようなフローでコンテンツを制作していくのかを決めておきます。実際の運用フェーズでは柔軟にカスタマイズしても大丈夫ですが、開始前に共通のコンテンツ制作イメージを全員で共有しておきましょう。

<コンテンツ運用イメージ>
① オウンドメディアの概要の共有(ターゲット像、目的など)
② 企画の作成(キーワード調査に基づくテーマや切り口)
③ 構成案の作成(フォーカスキーフレーズ、見出しの設定、エビデンス他)
④ ライティング(構成案に沿って文章を作成)
⑤ 文字校正&スマホ表示チェック
⑥ アップロード

 

10. まとめ

オウンドメディアは、文字通り自社で保有するメディアです。ファンや売上の獲得、優秀な人材の採用、ブランディングなど、多くのメリットがあります。

特に近年はオウンドメディアリクルーティングが、注目されています。ご存知の通り、企業の採用活動には多大なコストがかかり、若者の離職率の高さも大きな問題になっています。

例えば、求人サイトはフォーマットが決まっており、伝えられる情報は限定されます。そこで採用系オウンドメディアを活用し豊富な情報を発信することで、優秀な人材が採用できます。しかもミスマッチングを防止でき、離職率が低い傾向があるので、企業としては大きなメリットがあります。またメディアデータを全て収集できます。その結果ノウハウが蓄積でき、PDCAを回すことで企業の優良資産を形成できます。

ただしオウンドメディアの最大の特徴は、成果が出るまでに時間がかかることです。中小企業の場合、最初は最小限でスタートし、成長トレンドに乗ってから予算投下がおススメです。

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