1. SEO上位表示の意味
SEOは、WEB集客に直結する手法です。英語では「Search Engine Optimization」と表記し、日本語では「検索エンジン最適化」と訳されます。狙ったキーワードが上位に来ると、自社のホームページやランディングページへの流入が実現できます。自分で検索する人々は意識の高い方が多いので、一般的な広告よりも商品やサービスの成約率が高いといわれています。
上位に表示されると自社への流入が発生し、お問い合わせや資料請求等のリード獲得が実現します。また申し込みから新規売上につながることもあります。例えばリスティング広告はお金を出せば表示できますが、SEOはコンテンツをしっかり作りこむ必要があります。そのため、上位表示を実現しているサイトとその運営企業には、信頼度が高まるという効果もあります。
2. SEO上位表示順のクリック率とその意味について
キーワードを検索したユーザーは、表示されたどの部分をどれぐらいクリックするのでしょうか。seoClarity（SEOクラリティ）が公開した2021年11月の検索順位別クリック率データは、以下になります。
1位／13.94％
2位／7.52％
3位／4.68％
4位／3.91％
5位／2.98%
6位／2.42％
7位／2.06％
8位／1.78％
9位／1.46％
10位／1.32%
1P目のクリック率の合計は、計42.07%です。つまり検索ユーザー全体の約41％の方が、1P目に表示されたコンテンツをクリックしていることになります。この数字の意味は、個人的に2つあると考えています。
1つ目は、コンテンツは2P目以内に表示される必要があるということです。2Ｐ以内に表示されないと、キーワード検索したユーザーの目に触れないからです。せっかく力を入れて作成したコンテンツの閲覧数が伸びないと、モチベーションの低下にもつながります。
2つ目は、スモールキーワードの重要性です。確かに月間検索ボリューム回数が数千あるようなビックキーワードは、非常に魅力的です。しかしそういったキーワードの多くは、資金に余裕がある大手企業が取り組んでいます。そのため、上位表示の難易度が非常に高いのが通例です。一方スモールキーワードは、月間検索ボリュームが少ないので注目度は低いです。しかし上位表示しやすいのは大きな魅力です。またミドルキーワードにリンクを張ることで、ユーザーのサイト滞在時間も長くなります。
3. SEOでの上位表示＝ユーザーの満足度という考え方が重要
例えばYouTubeで「SEO」と打ち込むと、テクニカルな表現がたくさん出てきます。確かに「キーワード選定」や「ライティング」、「内部リンク」など多くの技術的なポイントがあるのは事実です。しかし筆者は、「キーワード検索者を最大限幸せにすること」が一番重要だと考えています。
これは、一般のお店に例えるとわかりやすいと思います。例えば「美味しいお肉」を買いたい消費者がお店に行った場合、「価格は安いけど質が高くないお肉」には失望します。やはり中レベルから上級レベルぐらいまでのお肉の品揃えがあるお店が理想でしょう。これが「美味しいお肉 ハラミ」となるとより明確です。お客さんは、美味しいハラミを食べたい気持ちになっているので、値段が多少高くても質の高いハラミを用意すれば買ってくれる確率は高いのです。
これは、Webサイトと同じことがいえます。「肉」がビックキーワードで、「美味しいお肉」がミドルキーワード、「美味しいお肉ハラミ」がスモールキーワードです。コンテンツ戦略的には、「美味しいお肉 カルビ」や「美味しいお肉 タン」と積み上げていくイメージです。
また「手に入れるにはどこに行けばいいの？」や「調理レシピ」「保存期間」といった潜在ニーズも満たすコンテンツがあると、ユーザーの満足度は上がります。こういった検索キーワードの向こう側にあるユーザーの「欲求」や「悩み」、「不安」を想定して、仮設と主張、根拠を明示することがとても重要です。
4. SEOの施工の流れ
弊社では、SEOは以下の流れで行っています。ただSEOの重要なポイントは、「施工して終わり」ではなく「施工が始まり」でもあるということです。つまり、Googleアナリティクスやサーチコンソール等の分析ツールで、常に現状を把握し、強化・改善していくことが成果につながります。
4-1. ターゲット像の設定
まず最初に、「誰に向かってコンテンツを作成するのか」を設定します。またできれば、メインターゲットのペルソナまで洗い出せると理想です。例えばマウスピースのオウンドメディアの場合、「関東圏に住む20代～30代の女性。結婚前に歯並びを綺麗にしたいと思い、マウスピース矯正に強い関心を持っている。ただ日常生活への影響や、メンテナンス、支払い方法に不安もある」といった感じです。
4-2. キーワードの選定
ラッコキーワードやGoogleキーワードプランナーを使用し、キーワード一覧を作成します。次に、キーワードをカテゴリーごとに分類します。どこからスタートするかは、ケースバイケースです。弊社の場合、「月間検索ボリューム」「競合性」「複合キーワードの種類」の3点で検討しています。
4-3. ライティング
ライティングについては、フォーカスしたキーワードに対するユーザーニーズを徹底的に考えます。ヒントになるのは、現在の上位表示ページとYahoo知恵袋などのQ&Aサイト、YouTubeコンテンツです。これらをリサーチすることで、「ユーザーの望み」「不安」「疑問」が浮かび上がってきます。
そのユーザーが抱えているニーズに対して、現状と解決策、裏付け資料（エビデンス）を提示します。ここで重要なのは、ユーザーの世界観を把握することです。例えばITエンジニアと保育士では、価値観も不安を抱くポイントも全く異なります。コンテンツが果たす役割がユーザーのお悩み解決とするならば、そういったお困りごとは強いコンテンツニーズになります。
4-4. 画像や図版について
多くのキーワードの検索表示1P目にWikipediaが来ているように、コンテンツの主流はまだテキストデータだと思われます。ただ近年は、キーワードによってはYouTube動画が表示されたりしています。つまり、ユーザーにとって一番満足度の高いスタイルは日々進化しているということです。個人的には、コンテンツの趣旨がイメージできるキャプション付画像は重要だと思います。またアクション項目が、スマホでも見やすい図版も同様です。
4-5. Yoast SEOについて
素人でもある程度SEO施工できる便利なプラグインが、「Yoast SEO」です。全世界で700万回以上ダウンロードされており、大人気のプラグインです。弊社では、ほとんどのWebサイトはワードプレスで作成し、SEO施工においてはYoast SEOを活用しています。これを使用することですぐに上位表示できるだけではありませんが、基本的施工のモレを回避することができます。
5. SEOの効果
5-1. 最近のSEOの効果について
Googleの検索エンジンのアルゴリズムは、日々進歩しています。その方向性を一言でいうと、「限りなく人間に近づいている」ということではないでしょうか。だからこそ、SEOは「ユーザーファースト」がより重要になってきていると感じます。以下は、弊社がプロデュースさせて頂いているオウンドメディアのサーチコンソール画面です。
5-2. 過去のSEOの効果について
ここでは、過去のSEO記事制作の実績の一部をご紹介します。
| キーワード | 順位 |
| 会計業界 | Google1位 |
| 港区 税理士 | Google1位 |
| 品川区 税理士 | Google1位 |
| 格安航空券 | Google3位 |
| 沖縄旅行 | Google1位 |
| ローヤルゼリー | Google3位 |
| 脂肪吸引 | Google2位 |
| システム開発 | Google1位 |
| 要件定義 | Google2位 |
| ゲームエンジニア | Google1位 |
| 受託開発 | Google1位 |
| プログラマー 種類 | Google2位 |
| プロジェクトリーダー | Google1位 |
| 庭 diy | Google1位 |
| 雨漏り 雨漏れ | Google1位 |
| 保育士 出し物 | Google1位 |
| 福岡 直葬 | Google3位 |