2014年05月29日

20160303キリンメッツコーラ2

20140529代2

ページネーションに従って、考察を進めていこう。

まずページ①の表紙は、ドカーンとキリンメッツコーラの画像が大きく横たわっている。これはわかりやすい。「この企画書は、我社の商品キリンメッツコーラをどう成功させるかということについて書いています!」という宣言の迫力を感じさせる。

ページ②では、「コーラは好きだがおなかが気になって控えている」「ピザやハンバーガーとの食べ合わせニーズは大きい」という誰もが共感できる現状認識、そして「それを打破したい!」という決意を、文章を斜めにすることでコミカルに強調している。この、誰もが共感できる共通認識は非常に重要だ。ここで企画を通すための一人よがりの主張を入れてしまうと、一気に読む気が失せてしまうからだ。

ページ③では、具体的に年齢別のコーラ飲用状況をわかりやすいグラフで示している。

ページ➃では、マーケットの伸びしろを示している。調査データを示しながら、ずばり「この企画を実現すべきです!」と言っている(笑)。

補足すると、有糖コーラの一ヶ月の飲用率は大学生の男子が最も多いが、20-30代では減少していく。一方、糖類ゼロやカロリーゼロ系コーラの一ヶ月飲用率は40代が最も高い。30代以上の男性は全般的に健康への意識も高まり、トクホ飲用率が上昇していた。

緑茶や烏龍茶のトクホ飲料は存在していたので、「今までにないトクホ飲料を作り出したい!」と従来にない商品企画を考えたのが今回の企画につながった。

ページ③とページ➃のデータの客観性と市場の伸びしろに、経営陣が興味を持ったことは想像に固くない。企画書の目的は、ある時は情緒的に、そしてある時は論理的に、“相手を口説く”ことに他ならない。そういう意味では、この企画書の前半部分は無駄のないスマートな構成になっている。