2014年04月28日

20160226日米学生対決

20140428代

ちょっと前になるが、2014年2月アメリカボストンのMITで、日米の学生を集めてプログラミングコンテストが行われた。主催は、リクルートと子会社のIndeedである。

参加者は、日本の学生が22名、MITが36名、イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校26名、テキサス大学オースティン校53名の計137名。

このコンテストは、自分の得意なコンピュータ言語(Java、C++、Python、Perl、Ruby等)を使って、10問の課題を3時間以内に素早く正解を解くというもの。

正直、日本の学生がどこまで通用するのか、あまり期待していなかった。マイクロソフト、アップル、Google、Facebookなど、世界を席巻するサービスを次々と生み出すアメリカに、日本が太刀打ちできるイメージがなかったからだ。

結果は、1位はMITの学生に譲ったものの、上位20人中15名を日本の学生が占めた。参加した日本の学生の総数が22名であることを考慮すると、この結果の意味は重い。日本の学生は、世界のサービスの技術面での重要分野においても、十分に通用することを証明したのだ。

世界的に有名なジョークがある。

「世界最強の軍隊とは、アメリカの将軍、ドイツの将校、日本の下士官、ロシアの兵。

 世界最弱の軍隊とは、日本の将軍、ロシアの将校、ドイツの下士官、アメリカの兵。」

つまり日本人は命令されたことは忠実にこなすが、戦略及び戦術、駆け引きといった大勢に大きく影響する部分は、苦手だということだ。これは、残念ながら現代にも当てはまる気がする。

学生一人一人の資質は、国際的に負けていない。なのに、なぜこの国からGoogleは生まれないのか。そのテーマこそ、国家戦略会議の本質だと感じる。

プログラミングは、マーケティングと融合することで、画期的なサービスを生む。民間活力の根源になりつつある。

またプログラミングは、今や重要な軍事リソースでもある。ウィルスによるイランの原子力研究所の機能停止に見られるように、現代の一番効率的な軍事攻撃はハッキングによる機能破壊である。高価な戦闘機より、はるかにコストパフォーマンスが高い。事実先進国はサイバー部隊を創設し、リクルーティング活動も熱心だ。

日本の優秀なプログラマーを政府のIT先端研究所に受け入れ、アメリカのNSAと人的・技術交流することは、日米同盟の大きな絆になり、資源を持たず自前の攻撃軍隊を所有せずに貢献できるアプローチではないだろうか。後方支援も良いが、そういった情報戦略の方が付加価値は相当高い。民生転用の可能性も開ける。

もうやっているかも知れないが(笑)。