2014年04月16日

20160226ナレッジサイト

現在、SEOの施工をしているサイトの一つに、自社運営サイト『企画書作成.com』がある。

これは、企画書作成の基本であるターゲット設定や構成といった要素から、プロが作成した商品企画書事例、販促企画書事例、優れた決算資料などを紹介しようというものだ。

リクルート在籍時代、プレゼンテーションの重要さに目覚めたのはコンペに参加してからだ。それまではクライアントと1対1の提案だったから、競争相手の存在を意識することがあまりなかった。しかも当時のリクルートの新卒採用メディアは圧倒的な商品力を誇り、営業マンも競合と比較にならないくらい優秀だったので、事実上競合はいなかったに等しい。一強皆弱状態だった。

ところが、コンペに参加するとそうはいかない。コンペとは、競争条件をオープンにした入札みたいなものだ。そこで、どんな魅力的なサービスを持っていても、アピールしないとそれは存在しないも同然という意識が生まれた。当時人材採用分野におけるリクルートのブランド力は大きかったので、有利だったのは間違いない。

しかし、独自の企画で切り込んでくる競合を目の当たりにしたことは大きかった。それまでは厚い柵に囲まれて、決まったルールを守って真面目にやれば安泰だと思っていたものが、実は柵の外では日照りもあれば暴風雨が吹き荒れることもあるのを感じたのである。

勝つ喜びも大きかったが、対外試合をしないことによる競争力低下の方が怖かった。

システムは効率化と安全性を求めるには便利なものだが、進化の余白を残しておかないといつか退化するものだ。しかも生物史を見ればわかるとおり、進化というものはいつも突然変異から生まれるもの。そのアンテナを張る意味でも、どんどん顧客先を訪問もしくはコンペに参加して、自分自身のバージョンアップを図る必要があるという強い危機意識が芽生えた。

そういう危機意識を持つビジネスマンは、相当いると思う。どこの企業に属していても、最後は個人だ。5年前の社長の見誤った判断で社が傾いても、市場価値を高めていれば必ず買い手がつく。社内人脈だけで生きている人間は、社とともに人生も傾く。

最近気に入っている言葉に、“人生の主導権を握る”というフレーズがある。努力する方向性を間違えずに頑張りさえすれば、どんなリスクも最小限に抑えられ、豊かな人生が送れる。

プレゼンテーションという側面で、そういったサポートができるサイトを目指したいと考えている。