2014年04月15日

20160226ベトナムイオン

20140415代

東南アジアエリアに、日本企業の進出が相次いでいる。

中国のように市場規模が大きくても、政治状況に左右され、かつ契約が遵守されない市場ではリスクが大き過ぎるということかも知れない。しかもそれに、大気汚染を始めた公害問題が追い打ちをかけている。従業員の健康さえ担保できないのが、今の中国だ。

しかし東南アジアでは、QBハウスのシンガポールでの成功、バイクメーカーやカレーのCoco壱番屋のタイでの成功など、成功事例が続出している。東南アジアは今中間所得層が急増し、かつての日本の高度成長期の様相を呈しているので、大チャンスだ。実際、私がお付き合いしている会社もカンボジアに進出し、投資事業を展開している。

ベトナムでは、イオンが大盛況らしい。面白いのが、テナント候補は最初はみんな「こんなところにお客は来ない」と消極的だったこと。そして、テレビCMなどによるマスコミを使った告知は一切しなかった点だ。

その結果が、初日15万人の来客だ。しかも、凄い熱気で“殺気立っていた”らしい(笑)。

このケースには、様々なマーケティングのヒントが隠されていると思う。ベトナムの人の移動はバイクが主であり、郊外の立地はハンディにならない。イオンはバイクで15分以内の商圏の130万をターゲットとしたようで、徹底的にチラシを撒き、ポイントカード会員も募った。

その結果、WEBを中心に、告知が浸透した。また初日の来店客が、Facebookやグルメサイトにどんどん写真を投稿したことも拍車をかけた。

ダイレクトマーケティングとハズ効果の勝利だ。当然ホーチミン郊外とはいえ、ベトナム最大の商業施設というのも大きい。記事には出ていないが、商品ラインナップにも目玉を揃えていただろう。

しかし、こういった前例のない事実を作ることこそがビジネスの醍醐味であり、そこには想像力と実行する勇気がいる。

これは、官立のモデルでは絶対不可能だ。なぜなら、官僚とは前例主義であり、前例のないものを作ってはいけないからだ。ここに、資本主義がコミュニズムが勝った本質が見える気がする。