2014年03月14日

20160303芸能界の進学校

20140314代

ヘビーローテーションは、爆発的なヒットになり、あらゆる記憶を塗り替えた。その記録のインパクトは、芸能界の歴史においても特筆すべきものだ。

そのAKB48について、秋元氏はこうも捉えている。

「“格差社会”は、よくありません。僕も格差社会を直していかなければいけないと思うんです。理不尽な理由で、格差社会が生まれてしまうのは問題で、チャンスはみんな平等でなければいけない。自分が望まない格差はよくありません。

しかしAKBの女の子たちは、応募した時点で、格差社会の芸能界に入ろうと思ったんです。AKBには受かる受からないという格差があり、入ってからもヒエラルキーがある。舞台でどのポジションに立つかという格差もある。だから、選挙で格差をつけるのはかわいそう、という話にはならない。むしろ、それを望んできたわけだから。

もっといえば、総選挙は僕らの側の親心でもあるんです。“あなたたちは、芸能界を目指し、歌手や女優になりたいんだろう。そこでは歌や踊りや容姿だけじゃない、日常茶飯事すべてにわたってランキングされているんだ”と。歌番組で誰を呼ぼうか、映画の配役をどうしようか、コマーシャルにどのグループを起用しようかと、すべてランキングを見ながら選抜していますからね。

僕がイメージしているのは、芸能界で進学率トップの女子高を作ろうということです。だからAKBのなかの順位なんて関係ない。東大進学率が1位の開成や灘高になればいいだけの話。1学年400人がそのまま東大や早慶に入ることができる進学校になれば、学年で1位だろうが50位だろうが、そんなのどうでもいいだろうって理屈なんです」

芸能界のタレントグループを、進学校に例えるのは秋元氏らしい。秋元氏にとっては、開成→東大→大蔵官僚になる夢が挫折したトラウマが、パワーの一部になっている気がする。

自身が歩めなかった世のエリートコース。それを芸能界で作り上げるという壮大な実験の場が、AKB48の真理の一部かも知れない。