2014年03月04日

20160303オリコン1位

AKB48のコンセプトは、“会いに行けるアイドル”。

また“会う”だけでなく、その“成長”や“新陳代謝”に参加できる画期的なアイドルとも言えよう。

それまでのアイドルは、プロが発掘し、プロがトレーニングし、プロがマネジメントした。それらアイドルは、“商品”と呼ばれた。商品の売れ行きは、メーカーの意向に大きく左右された。どの“商品”が売れるかではなく、どの“商品”を売るかだった。

そこに、ファンに入る隙はなかった。ファンは、綺麗に包装された商品を買うだけだった。商品の構造やマイナーチェンジに口に挟むことなど、言語道断だった。

そこに、AKB48が登場した。この商品は、“未完成”をウリにした。未完成だから、カスタマイズの自由度は高まる。いろんなバージョンが、誕生する。

それを秋元氏は、“AKBはリナックスだ”と語っている。

「これまでは、商売をする側がコンテンツを独占することによって利益を得ていた。でも、今の時代に一人勝ちの構図はなかなか難しい。むしろ、AKBはリナックスのようにオープンソースにして、それぞれの専門家が“AKBはこう売ればいい”と工夫し、改良して広がっていくことがおもしろいと。

20140304代

僕は、『料理の鉄人』という番組に審査員としてよく出ていました。そこで、フレンチや中華や和食のシェフが一つの素材をまったく別の料理に仕立てていくのを見て、こんな使い方があったのかと感心したんです。

AKBもいろんなシェフに料理してもらい、新しい魅力を引き出してほしい。それは、どんな人とも組むということです。

それで、どんどんバージョンアップしてく。リナックスもAKBも、未完成のものをみんなで育てていく。もちろん本人たちもスタッフも努力して完成度を高めていきますが、優秀なクリエイターたちの手を借りない手はないと思うんです」

オープンにして、みんなで作っていく。関わる人が多いほど、多様なスタイルが生まれ、より魅力的になっていく。

これは、全てのビジネスのサービス設計に当てはまるセオリーだと思う。