2014年03月01日

20160302AKBライブ

20140301代

汐留で行われた最終オーディションの結果、24人が合格した。

一般的に、オーディションに受かる女の子というのは小さい頃から目立っていて、自信のあるタイプが受かるイメージがある。ところがAKB48に関して言えば、そういった選考基準とは全く異なる点が面白い。

完成されたタイプというよりは、未完成で伸びしろがあるタイプを採ったのだ。プロダクションや芸能スクールで訓練してきた女の子ではない素人タイプに注目したあたりが、AKB48の成功要因の一つと言っていいだろう。

その辺について、秋元康氏はこう語っている。

「オーディションでグランプリなんかに入るのは、だいたいその対極にいる子です。たとえば学校のクラブ活動が終わって、髪の毛ぼさぼさで制服のまま会場に走りこんできて、ギリギリ間に合って汗をかいて座っているような子なんです。

その子に、例えば“ちょっと足は太いけど、この子の目はすごいよね”とかっていう特徴がある。そこで専門のスタイリストやヘアメイクがつき、プロのカメラマンがその子を何度か撮影するでしょう。

そうこうするうちに、不思議なことに本人に自覚が出てきて、足が細くなっていく。僕らが“なんかいいね”と思った目も、ぐんと際立ってきます。どんどんいい顔になっていくんです」

この言葉には、AKB48の理想のメンバー像が凝縮されていると思っていいだろう。私自身はAKB48にさほど興味はないが、この言葉から前田敦子のイメージが沸いた。

正直とびっきりの美形ではないが、そのアンバランスさの中にキラリと光る可愛らしさと素直さがある。そして、騒がれ始めたあたりからグングン可愛くなっていった気がする。

では、膨大な応募者の中から選ぶ採用基準的なものはあったのだろうか。

「何も考えていないですよ。歌、ダンス、演技がうまいとかいろいろありますが、結局は人が魅力なんです。

AKB48というグループに存在することによって、あなたは何を見せたいのか、ということです。

ある子はブログが面白かったり、ある子はコントで間を取るのが上手かったり、ある子は絵を書くのが上手だったりとか、将来的には何の才能があるかわからない。でも見習いで入ってから、絵の才能や作詞の才能とか何でも試す場になればいいと思っています」

エンターテイメントとしてプロを見せるのではなく、少女の成長過程こそが、このグループのキラーコンテンツなのだ。少女そのものではなく、少女の変化が、感動を呼ぶ。しかも、その成長メカニズムに関わることができる連帯感が、この仕組みの新しさかも知れない。