2016年01月22日

バズフィード

1年ほど前、韓流ドラマ制作会社の社長に、ハリウッドの仮想キャラクターにシナリオをミックスさせる構想をお聞きしたことがあった。その時、アメリカの有力なプロモーションサービスの一つとして名前が挙がったのが、このBuzzFeedだ。2006年にジョナ・ペレッティによってアメリカで設立、全世界で月間ユニークユーザーは2億人にものぼる。世界最大級バイラルメディアと言われる所以だ。

「ユーザーがいつも使っているメディアの中で、自然になじむデザインや、機能で表示されるペイドメディアの一種」、つまりネイティブアドといわれる代表格の一つでもある。SNS上で拡散することを意識したコンテンツを掲載し、バナー広告は行っていない。全世界に1300人の社員がおり、その半分は編集者とライターだ。t

2016年1月19日には、日本版が公開された(11ヵ国目)。創刊編集長の古田大輔氏は、朝日新聞出身。世界最大の新興バイラルメディアの日本版編集長に、日本で最も保守的なメディアの一つとされる朝日新聞出身の人材が就任したことは、非常にシンボリックだ。ちなみに運営は、アメリカBuzz Feed社とYahooの合弁会社らしい。

Buzz Feedの拡散力の根源は、Facebookのシェア数だ。全ての文章を無料公開する広告モデルは、拡散されやすい。しかも、人とシェアしたくなるような写真を掲載するという工夫も積極的に行っている。

BuzzFeed 拡散イメージ

従来のオリジナル文章による自然検索力も無視できないが、サプライズ感のある写真、人に伝えたくなる写真と文章のセットで、拡散力>広告力の図式を作り出したBuzz Feedのモデルは、注目に値する。