2013年12月22日

20160223プレゼン

提案する企画は、ほぼ固まった。あとは、企画書を制作してどうプレゼンで伝えるかだ。

このコンペには、6社が参加すると聞いていた。その中には、某大手広告代理店も参加するという。

知名度のないこちらは、企業の信頼感では絶対に勝目はない。勝てるフィールドで勝負するしかない。

ストレートに言えば、我々の主張は以下に尽きる。

「私達は、あなた方が欲しい学生を多く抱えています。何を改善し、どのように伝えれば、彼らに好きになってもらえるのか。それを一番知っているのは、私達です」

それを一番感じてもらうために、プレゼン当日に学生を3人連れていくことにした。

学生プレゼン

東大大学院、東工大大学院、早稲田大学院の3人だ。彼らとは、プロジェクトを通じて喧々諤々議論してきた仲間でもある。

彼らには、今のホームページを見てどう感じたのか、できるだけストレートに発言して欲しいと思った。

プレゼン当日、我々社員はスーツ、学生には私服で来てもらった。学生らしさを感じてもらうためだ。

思わず笑ってしまったのが、早稲田の大学院生の服装だ。彼はTシャツを着ていたのだが、何とそのシャツのイラストは化学方程式だった(笑)。そんなところにも、学生らしさが感じられた。

大手町の新日鉄の本社に行き、いよいよプレゼン。部屋に入ると、人事部の方以外に役員の方の顔も見え、緊張感が走った。

「ただ今より、プレゼンテーションを始めさせて頂きたいと思います。

弊社の一番の特徴は、理工系学生を中心に、東大、早慶、旧帝大クラスの優秀な学生を多く抱えている
ことです。

ビジネスインターンシップとして、マイクロソフト、日本IBM、ソニーなどの大企業から、上場を目指す元気なベンチャー企業まで、幅広い企業に学生を送り込んできました。今回そういった中からホームページ改善提案チームを編成し、議論し、企画を立てました。

今回の企画の根底にあり、一番重要だと考えていますのは、御社のターゲット学生のニーズに基づいて設計するということです。

それが、採用を成功させる上で一番重要なことであり、近道であると考えています」

まずは、私が口火を切った。

人間は、緊張すると早口になりがちだという。早くその場を終わらせたいという、逃避心理が働くらしい。なので、その時はできるだけゆっくり話すように心がけた。

ふと横を見ると、学生3人の表情は渋谷のモアイ像のように固まっていた…。