2015年08月26日

シリコンバレー

最近のユニークなサービスは普及スピードが速く、時価総額においても日本の老舗企業を簡単に追い抜かしていく。そのため最近は、上場をゴールとしない企業も多いらしい。

どんなサービスが海の向こうでウケているのかアンテナを張っていないと、すぐに立ち遅れてしまう危機感が正直ある。その激震地は、ご存知シリコンバレーだ。全米の投資額の半分は、シリコンバレーに集中しているというくらいだ。

最近はベンチャーキャピタリスト(VC)に代わり、クラウドファンディング(※寄付型、投資型、購入型の3つのスタイルがある)の台頭も著しい。スタートアップは、一般の人々にアイディアをPRし、小口のファンディングを実行するプラットフォームが整備されつつある。

ここでも英語がキーになってくる。あるSEO技術者が、「日本のSEOの状況は、アメリカより1年以上遅れています。なので、最新の情報収集は現地のサイトをチェックしているんです」と語っていた言葉が忘れられない。彼は英語が堪能で、海外のサイトをマメにチェックしていた。そういった鮮度の高い情報の仕入れが、今後ますます重要になっていくだろう。

今回は、最近話題になったサービスを展開している企業を取り上げたい。事業成長のスピードが速いのは、やはりIT系だ。

◆ウーバーテクノロジーズ/400億ドル(約5兆円)
スマートフォンのアプリを活用し、タクシーやハイヤーの即時配車ができるサービス。日本でもテレビ番組等が取り上げ、かなり有名になった。創業者のトラビス・カラニックCEOは、パリでタクシーがなかなかつかまらなかったことやサンフランシスコでも同様の体験をしたことでこのサービスを立ち上げた。UBERは、創業5年で日本など世界53カ国250都市で展開、売上は半年ごとに倍増しているらしい。時価総額は、なんと2兆円!国よっては、タクシー組合等と摩擦も生じているみたいだが、こういったITサービスが一般市民を味方につけて広く普及していくのか、国や地域によっては消滅してしまうのか興味が沸くところだ。

UBER

日本のUberサービス。スマートフォンで操作も簡単。アプリに行き先を入力すれば、タクシーの到着時間、料金が明示され、支払いも登録済のクレジットカードで自動決済される。サービスも格安のUberXから、高級なUber Blackまで選べる。

※参照/日経ビジネス

トラビス・カラニック
トラビス・カラニックは、2009年資本金2000万でUBERを創業した

エアビーアンドビー/200億(約2兆5000億円)
2008年8月に創業したAirbnd(エアビーアンドビー)は、自宅の空き部屋を貸したい人と旅行客をネットで仲介するサービスを展開。世界190カ国34.000の都市で、利用されている。

airbnd
インパクト溢れるサービスTOPページ
京都
ちなみに京都で調べるとこんな感じ。部屋の貸主の写真も表示される

スナップチャット/150億ドル
スタンフォード大学の大学生だったスピーゲルとボビー・マーフィーによって立ち上げられたスマートフォン向けの写真共有アプリ。ユーザーは写真や動画を仲間に送ることができ、最大で10秒たつと閲覧後写真もしくは動画は見えなくなる。スクリーンショット機能も制限されているので、画像データを流用される心配もないように作られている。またFacebook上で、Snapchatユーザーを探すことができる。

スナップチャット

スピーゲル

パランティア・テクノロジーズ/150億ドル
2004年、5人の男性によって立ち上げられた。その中には、決算サービスPayPalの共同設立者ピーター・ティールもいる。パランティアのソフトウェアは、ありとあらゆる断片的な情報を収集・分析し、ビジュアルマップやチャートを作り上げる。同社の顧客はNSA、FBI、CIA、バンク・オブ・アメリカ、JPモルガン、IBM、ロッキード・マーティンなど、そうそうたる顔ぶれだ。

パランティア

◆スペースX/150億ドル
正式名はスペース・エクスプロレーション・テクノロジーズで、宇宙船やロケットの開発・打ち上げを業務とするアメリカの企業。2002年創業。創業者は、PayPalの創設者、イーロン・マスク。イーロン・マスクは、2007年までマクラーレン・F1のオーナーでもあった。

SPACEX

イーロン・マスク
イーロン・マスク(※Wikipediaより)

ピンタレスト/110億ドル
ネット上の気に入った写真を、ピンボード風の自分の専用スペースにまとめ、友人らと共有できる。2009年12月に開発が開始し、2010年3月にクローズドβとしてスタートした。立ち上げから9ヶ月でユーザー数は1万人いのぼり、2012年には登録ユーザー数は1170万人へ拡大。1000万人をこえたサイトでは、ユーザー増加ペースは最速。

ピンタレスト

ドロップボックス/100億ドル
ファイルを安全に保存でき、簡単に共有できるサービス。どこからでも写真や動画にアクセスでき、ファイルを紛失するリスクもない。相手がDropboxアカウントを持っていなくても、好きなファイルを共有することが可能。

ドロップボックス
ドロップボックスサービスTOPページ

ドロップボックスの使い方の説明動画

◆Lumosity
6000万人のユーザーを持つ能力トレーニングアプリ。『Google Play Best Apps of 2014』に選出された。脳科学の研究を行う60人以上の科学者とLumos Labsが共同で開発したゲームを使用している。

脳トレ

こうしてみてくると、流行っているサービスはある特定のカテゴリーに分類されることがわかる。

【スマホコミュニケーション系サービス】

ツイッターやFacebookなどのSNS系サービスは、これからも誕生するだろう。それは人々の購買や就職といったスタイルも大きく変えていく。

【新しいメディア系サービス】

UBERやAirbndなどが、これに該当する。社会のニーズを掘り当て、それを既存のリソースとマッチングを図ることで、短期間に巨大な市場を作り出す。

【新しいテクノロジー系サービス】

パランティアのようなソフトウェア系から、スペースXのような宇宙工学係やアドテクノロジーまで、広範囲に渡る。スタートアップにおいては、ある程度の資本力を要するケースが多い。

これらの他にも、まだメジャーにはなっていないが、ユニークな新サービスが次々と誕生している。

◆世界に一つだけの香水を!レイヤードフレグランス
フレグランスブランド「レイヤードフレグランス」が、2015年7月1日よりスタートした新サービス「Custom Made Fragrance by LAYERED FRAGRANCE」。フレグランスプロデューサー石坂将氏が直接カウンセリングしてくれ、完成品にはオリジナルラベルも貼ってくれる。予算は2万円から。

レイヤードフレグランス

flexy
株式会社サーキュレーションが運営するマッチングサイト。常勤・常駐が前提だったフリーエンジニア・デザイナー向け案件に、週1日稼動やリモートワークなど新しい働き方の選択肢を提供する。丸の内、東京、品川、青山のオープンスペースを自由に使用できる点がユニーク。

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