2013年12月03日

20160223新日鉄プレゼン

リクルート卒業後に勤務したそのインターンシップ企業は、東大、京大、東工大、早慶などの優秀な学生を多く抱えているということで、新卒採用を熱心にしている企業からの引き合いも多かった。

その流れで、新日鉄(現新日鉄住金)の採用専門ホームページがリニューアルするので、そのコンペに参加しないかというお話を頂いた。

コンペに参加するのは、全部で6社。予算は、300万~400万ぐらいだったと思う。

20131203新日鉄本社

この時自分の頭には、リクルートの事業担当取締役だったFさんの「これからは、プロダクトアウトの発想ではなく、マーケットインの発想で動かなければ勝てない」という言葉が頭をよぎった。

「その通りだ。机上の論理だけでなく、現物で勝負しよう。新日鉄が欲しい人材に、今の新日鉄がどう見えているのか、どうすれば興味を持ってもらえるのかを聞いてみよう」

早速、東京大学、東京工業大学、早稲田大学の大学院に在籍する学生に、コンタクトを取った。そして、一人ずつオフィスで話を聞いてみた。

「新日鉄って会社のイメージは、どんな感じ?」

「そうですね、巨大で、“鉄は国家なり”のイメージですかね。なんか古い感じがしますね」

「なるほど。他にはないかな?」

「名門企業ですが、株価は安いですね。あと、公害をたれ流しているイメージですね…」

多少は予想はしていたが、ここまでとは思わなかった。

日本の国力に大きく貢献している巨大名門企業も、学生にかかるとここまで地に落ちるのか。

学生は単純だ。CMのイメージで好感度が上がり、不祥事で人気ランキングは大きく下がる。いい悪いではなく、学生とはそういうものなのだ。

しかし、よく考えてみるとこれは大きなチャンスだと感じた。

日本を代表する大企業が、その企業力を正確に評価されず、次世代を担う優秀な人材獲得の機会損失が生まれている。これは、経営的には多大な損失なはずだ。

この事実を素直に受け止め改善すれば、大きな成果が出るのはではないか。

幸い登録学生の多くは、ターゲット学生だ。

まさに“マーケットイン”の発想で、他の広告代理店やWEB制作会社にはできない提案をしてやろう。

そう考えると、俄然やる気が出てきた。