2013年10月13日

20160223テレビ朝日

最近視聴率が好調な人気の民放キー局、テレビ朝日。

卒業生が入社した縁で、大学生が制作の現場にインターンシップとして働く機会を設けることができた。職種は、アシスタントディレクターだ。

情報誌の役割の大きな一つは、誌面で展開される文章や写真を通して、例え自分が参加していなくてもその内容を疑似体験でき、その結果意識に何らかの覚醒を起こすことにある。

今回の俗にADと呼ばれるその職種は、非常に厳しい業務内容でよく知られている。

しかし番組の制作現場を実際に体験できるとあって、相当数の応募があった。そして全国から応募のあった中から、厳選された12名の学生が番組の前線に送り込まれた。

その時参加した学生の声を紹介しよう。

「今回のインターンシップ経験で、これまでの番組作りに対するイメージは180度変わりました。

放送された番組を見た時、笑いだけでなく涙がありました。編集の時にディレクターが悩みに悩んでいたことを横で見ていたからです。

インターンを経験する前であれば笑って終わりでしたが、その笑いの裏には、AD、ディレクター、プロデューサー、技術、音響、出演者などの大変な苦労があるんです。

コンマ1秒でも無駄にしない作り手の姿勢を知り、テレビの見方が全く変わりましたね。

また右も左もわからないまったくの素人の私達に色んなことを教えてくれ、感謝しても仕切れないほどの貴重な経験をさせて頂きました。

また第一線のプロの方の仕事への取り組み方も、非常に新鮮な感動でした」

世の中であまり知られていない現場の生の声を、できるだけ新鮮なカタチで届ける。

インターンシップガイドというこのフリーペーパーの部数も、こういった人気コンテンツを掲載できるようになるにつれ拡大していった。

そしてこの媒体経由で毎月何名が登録し、その内訳と稼働性を分析することで、経営への貢献度を計測する仕組みを導入した。

この体験が、自分にとってメディアクリエイターとメディアプロデューサーの分岐点になったと思う。

“作る”だけでなく、ビジネスとして“有形無形のリターンをどう生むのか”。

もちろん、ブランディング価値も含めてだ。

以前テレビ番組でオシム氏が「自信は、勝利を得た経験でしか得られない」と語っていたが、そのコンテンツ力とリターンの相関関係も経験でしか得られないもののような気がする。