2013年10月09日

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TBSの岡田氏の話す内容には、現場に関わる者特有の説得力を持っていた。

「企業の採用責任者は、社員としてずっと通用する人材かどうか、そこを見ている。つまり、人材を何十年というスパンで捉えているのです。それは、アナウンサーという職種でも例外ではありません。

大事なのは、“番組というものは、チームで作っている”という意識です。

例えば、プロデューサーはお金を管理し、ディレクターは制作を担当する。現場には、カメラさんも照明さんもいる。お互いが連携し、フォローし合う中で、番組というものが成り立っているんです。

しかし、アナウンサーという仕事の場合、人気が出てくると自分で番組が持っているという錯覚に陥るケースがあるんです」

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確かに番組の看板だったアナウンサーが独立した後、あまり名前を聞かなくなってしまったケースは珍しくない。スポーツの世界同様、マスコミの現場もチームワークは重要なのだ。そういった感覚を、岡田氏の場合はどうやって学んでいったのだろうか?

「筑波大学3年の時に、サークル仲間と新しい情報誌を創刊したんです。

その立ち上げ資金は、実は当時住んでいたアパートの持ち主が密かに所蔵していたグラビア雑誌を、勝手に売って作りました(笑)。

私は芸術専門学群だったので、編集とデザインを担当。

学生が食べに行くお店から広告を取るのが得意な奴や、盛り上げるのが上手な宴会部長役など、それぞれの特性を活かした最高のチームだったと思います。

20131009TBSアナウンス部岡田アナウンサー就職講演 参加学生

こういった経験が、連携プレーの重要さの原体験になっているのかも知れません」

チームとして、どう動けるか。

これは、社会人としてビジネスの現場で機能する上で必須のスタンスだ。

よく言われるように、“報告、連絡、相談”を欠かさず連携することは、どんな職種にも求められるのだ。