2014年11月10日

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入社するのが難しいことで有名な外資系コンサル企業。東大や早慶、旧帝大の院卒がゴロゴロいる世界では、どんな企画書が求められ、どのように活かされているのだろうか。

そもそもコンサルティングの本質は、クライアントの悩みを丁寧にヒアリングし、冷徹に分析し、その解決の道筋を提案すること。コンサルティング企業には、大きく分けて3つのタイプがある。

代表的なのが、「戦略ファーム」と呼ばれる会社群。企業の意思決定を支援する仕事をしており、以下のような業務を担当する。

・中長期の成長戦略
・新規事業戦略
・マーケティング戦略
・IT戦略
・人事戦略
・グループ経営戦略
・M&A戦略

戦略策定を行うための現状分析の仕組みをフレームワークと呼び、戦略ファーム発祥のものとして、7S(マッキンゼー)、経験曲線、プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント(PPM)分析(ボストンコンサルティンググループ)などが有名だ。

【代表的な会社】
◆マッキンゼー・アンド・カンパニー
1926年、シカゴ大学の経営学教授ジェームズ・O・マッキンゼーと彼の仲間達によって創設されたアメリカの経営コンサルティングファーム。カンパニーは仲間達の意味。「事実に立脚する」、「分析的アプローチ」の概念を打ち立てたトップブランド。最近の知見は、以下の通り。

・「円高局面でのグローバル成長:日本企業によるクロスボーダーM&Aの行方」
・「復興の兆しを見せる日本のラグジュアリー市場」
・「日本における電気自動車の早期購入者から学び得ること」

◆ボストン・コンサルティング・グループ
1963年、アーサー・D・リトルからスピンアウトしたブルース・ヘンダーソンやジェイムズ・アベグレンによって、米国ボストンにて創設。現在、世界45ヶ国で展開している。

世界の有力企業500社の60%以上がボストン・コンサルティング・グループの顧客と言われており、マッキンゼー・アンド・カンパニーと業界を二分している。

この他の戦略ファームとしては、ベイン・アンド・カンパニー、A.T.カーニー、ローランド・ベルガーなどがある。

戦略ファームは通常2~5人の少人数でプロジェクトに取り組むことが多く、その期間は3~6ヶ月、報酬は数百万~数千万と非常に高額だ。その流儀は「UP OR OUT/成長(昇進)せよ、さもなくば去れ」と言われるほど、厳しいものだ。

次に有名なのが、アクセンチュアやプライスウォーターハウスクーパースなどに代表される総合コンサルティングファームだ。会計事務所出身が多いのが特徴で、経営課題領域が広いため、金融、製造業などの業界別チームと、事業戦略、人事などの機能別チームに分かれることが多い。

その他、財務系コンサルティングファームや人事系コンサルティングファームなど様々な種類がある。

では外資系コンサル企業のパワーポイントデザインとは、一体どのようなものなのだろうか?まずは、マッキンゼー・アンド・カンパニーの企画書デザイン事例を見ていこう。これは、政府の経済財政諮問会議に対し、ディレクターの本田氏が作成したプレゼンテーション資料だ。

マッキンゼー1

マッキンゼー2

マッキンゼー3

マッキンゼー4

極めてロジカルに、かつシンプルに構成されている。次に、AT&カーニーの事例を見てみよう。

AT1

AT2

AT3

AT4

AT5

市場調査力、分析力がパワフルだ。国家の施策に影響を与える精度の高い企画書には、参考になるポイントがたくさんある。