2013年10月02日

20160223WEBに求めるもの

“顧客を獲得できるWEB”というテーマがある。

これは、WEB制作における最も重要なテーマの一つである。

“優秀な人材を採用する”というテーマもある。

これもまた、“ヒト、モノ、カネ”の経営の3要素の一つを支える重要な機能をWEBが担うパターンだ。

しかしWEBには、その時々のステージに合わせて様々な機能が求められる。

アーリーステージの企業にとっては、WEBは家の表札のようなもので、「ホームページがないと恥ずかしいから」という理由で、まずは最低限の要素でアップしておこうというケースが多い。

もしくはWEBというものを本心では当てにしていなくて、「会社の収益を支えているのは、人間関係だからWEBは重要ではない」、「うちはルート営業だから、まだWEBに力を入れなくてもいいんじゃないか」等の理由で簡素なWEBコンテンツと問い合わせフォームだけで、まずはOKというパターンだ。

実はこういった現象の多くは、WEB投資に対するリターンのイメージがないことで意欲が沸かないのではないかという気が最近してきた。

例えば、あなたが経営者とする。

WEB制作に100万かけるとすると、できれば3年、最悪でも5年で回収したいと思うはずだ。

仮に3年とすると、年間約33万の利益もしくはそれに相当する価値を生み出す確かなイメージが持てなければ、発注を決意しないのではないだろうか。

残念ながら日本はこれだけの経済大国なのにも関わらず、東京大学を筆頭にどこの国立及び有力私立大学でもマーケティング学部を擁しない。今や全てのビジネスに連動するほど重要なWEBマーケティングに関して、事例をベースにした経営判断及び分析訓練機関がないのは愚の骨頂だと常々感じている。

また悲劇なのは現在40~50歳後半の脂の乗り切っている決済権者が、優秀であればあるほど、その経歴は有名大学卒、大手金融、大手マスコミ、大手商社、大手メーカー等に在籍もしくは出身者であり、WEBサイトの成功体験を持っていない例が多いことだ。

ここに大きな溝があり、逆にチャンスがある。

コンサルティング及び強力な自社WEBサービス(スマホ含)、オンラインゲーム、会員ビジネスなどだ。

アメリカを代表する企業IBMは、かつて倒産の危機に瀕した。ルイス・ガースナーが立て直す前、多くの社員がIBMを離れ、数々のベンチャーが生まれた。それらが、ITブームの原動力の一つになった。

生物の進化が示す通り、いつの時代も変異こそが進化を生む。ジョブスもその一人だ。

どんなに失敗しても国が税金で救ってくれ、新しいことに挑戦した者がバカを見る時代が長かったが、ようやくその流れが変わりつつある。大手メガバンクに入社すれば、多少能力の差があろうとも高い報酬を保証される時代は終わった。

投資アンドリターンの相関関係の証明責任を意識しながら、WEBについて書いていきたい。