2013年09月17日

20160223神田古本街

世界的に有名な編集企画を見てみたい。そんな願望が、ふつふつと湧いてきた。そして、そんな事例が集まっている場所はどこかにないかと探していた。

学生時代、古本屋をのぞくのが好きだった。それは、高校時代尊敬していた世界史の先生のある一言がキッカケだった。

「僕は学生時代、よく神田という街に行ってたんです。そこには、古本屋がずらっと並んでいましてね。通っていた東大の本郷キャンパスから、よく歩いて行ったもんです」

その台詞がなぜか脳裏に焼きついていて、上京したらまず神田に行こうと心に決めていた。いざ神田に着いて歩くと、何百メートルにもわたり古本屋が連なっていた。まさに古本のテーマパークのようで、知識の宝庫という感じだ。行き交う人々の顔つきも、どこかインテリな感じがする。路地裏に入ると、クラシックでセンスの良い喫茶店があったりした。

一目で、この街が好きになった。

当時アルバイトしていたマガジンハウスが最新の流行発信の場とすると、神田の古本屋街は日本の知識の集積地だった。日本の今と昔を行き来する楽しさを、銀座と神田に通うことで覚えた。

そんなある日、一軒の古本屋で月刊プレイボーイの古本の束を見つけた。確か30冊以上あったと思う。

プレイボーイという雑誌が、世界各国で発行されていることは知ってた。本国アメリカはもちろん、確かイギリスやフランス、南米版もあった気がする。

 

フランシス・フォード・コッポラの名作『地獄の黙示録』で軍慰安のため、プレイメイトがダンスを披露するシーンがあるが、プレイボーイはただのヌード雑誌ではない。

映画論、前衛アート、ファッション、最新軍事技術、有名スポーツ選手のインタビューなど、洗練されクオリティの高い編集記事が組まれていた。

マガジンハウスもそうだったが、クオリティの高いメディアの裏側には必ず豊富な予算と一流のスタッフがいる。月刊プレイボーイは、硬派な記事と質の高い娯楽のバランスが絶妙だった。そこが、ペントハウスとの大きな違いだ。

 

人気の連載企画『パーティジョーク』は、毎回笑った。例えば、こんな感じだ。

問  独身者が痩せていて、既婚者が太っているのはなぜ?

答  独身者は家に帰って、冷蔵庫をちらっと見てから、ベットに向かう。既婚者は家に帰って、ベッドをちらっと覗いてから、冷蔵庫に向かう。

やはりユーモアは、重要だ(笑)。